■2015年11月
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ラグジュアリーセダンのXJに、新たな最上級グレードとしてオートバイオグラフィ・ロングホイールベースを追加するなどした2016年モデルを、2015年11月4日から受注を開始した。

XJの2016年モデルでは外観デザインが変更され、フロントグリルが大型化され、新形状のテールランプが採用された。“ダブルJ”デザインのフルLEDヘッドランプは、新たな表情を作っている。インテリアは洗練されたダイヤモンド・キルテッド・ステッチを施したレザーシートや、耐久性を高めるツインニードルステッチを採用し、ラグジュアリーさを強調している。

インコントロール・タッチ・プロと呼ぶ新開発の8インチ静電式タッチスクリーンのインフォテインメント・システムを採用し、直感的なタッチ操作を可能とした。12.3インチTFTインストルメント・クラスターは、デジタルメーター類だけでなく、ドライバー専用のフルスクリーン・ナビゲーション・ディスプレーとしても使えるものだ。

追加されたオートバイオグラフィ・ロングホイールベースは、最高出力を510ps、最大トルクを625N・mまで高めた5.0リッターV型8気筒スーパーチャージド・エンジンを搭載する。ほかにXJ3.0ラグジュアリーも追加され、全6グレードの構成となった。

安定した運転をサポートする電動パワーステアリングをはじめ、滑りやすい路面でもステアリング操作のみで低速の一定速度で走行できるオール・サーフェイス・プログレス・コントロール(ASPC)などの運転支援システムも標準装備されている。